高気密高断熱
高気密高断熱とは、熱を漏らさず温度を快適にキープする魔法の装置
「マンションは暖かくて、一戸建ては寒い」そんな話をよく耳にしますね。その差は気密性能の差なのです。そう、マンションは構造上、必然的に気密が高くなっているのです。
「断熱材が厚い方が暖かいことは分かるけど、気密が高い方が暖かいとはどういうこと?」
その答えは、、、
①気密性能を上げよう
その答えは「隙間風が入ってくるか来ないか」
気密が高いとは、外壁に隙間がなく外気が入ってこない状態を言います。外の冷たい空気が入ってこなければ、暖かい室内空気は冷めにくいはずですね。また、隙間があると、室内で発生した湿気が壁内に侵入し内部結露を発生させてカビが生えたり木材を腐らせることになります。
気密工事は室内環境向上と構造躯体の耐久性向上にとって、とても重要でかつ繊細な工事なのです。
目指すは、C値(隙間相当面積)/0.5以下
②断熱材を選ぼう
現在はグラスウールなどの繊維系断熱材が主流です。コストが抑えられるメリットがあります。その他にはコストを抑えた樹脂系、高性能な樹脂系、コストは高いけど自然に優しい自然由来系などがあります。それぞれにメリットデメリットがありますので、設定目標に応じて一緒に選びましょう。
目指すは、UA値(外皮平均熱貫流率)/0.4以下 Q値(熱損失係数)/1.2以下
③樹脂サッシ、Low-Eガラスを選ぼう
家の中と外の熱の出入りは、実は夏になると窓が7割! 対して壁は1割。窓の材質やガラスの種類を賢く選べんで熱が逃げにくく気密を高くすれば、室内のどこもほぼ同じ温度の快適な環境になります。
※地域指定の防火地域により選べる窓は限定されます。
目指すは、Uw値(熱貫流率)/平均2以下
④吹抜けを作ろう
家中の空気を循環させるために階段とペアとなって役割を果たすのが吹抜けです。高気密だからこそ効果が分かるパッシブな装置なのです。